教師・教員・先生を辞めたい時の対処法や代表的な転職先を解説
教師やるの疲れた!もう無理・・・・
こんな悩みを解決します。
教師・教員・先生を辞めたくなる時ってありますよね。
休みが取れない・・・保護者の対応に疲れる・・・人間関係が大変・・・などさまざまな理由があると思います。
ストレスを抱えたまま、仕事を続けているとうつ病になったり最悪の場合過労死したりするケースもあるので、放置しておくのは危険です。
今回は、教師・教員・先生を辞めたくなった時にとる対処法や、実際に教師を辞めた人がどんな転職先を選ぶのか、転職先の探し方などを解説します。
それではいってみましょう。
教師・教員・先生を辞めたくなる理由は?
教師を辞めたくなる理由は人それぞれ・・・。
下記で、主に教員を勤めた人が退職する原因になっている『教師を辞めたくなる理由』をご紹介します。
休みがない、忙しすぎる
教員はとにかく多忙な仕事です。もちろん、その人が勤める校種や学校、状況により忙しさは変わってきますが、一般的には長時間労働を強いられるでしょう。
例えば、中学・高校の教員なら通常の業務以外にも、多くの教員が部活動の顧問を任せられ、時には土日を返上して業務を行うことも。
指導しようと思えば、際限なく指導できるため、熱心に指導を行う教員ほど長時間労働になります。
また、教員は授業が終わり、生徒が下校した後も、授業の準備・事務的な作業・イベント等の準備など手間のかかる作業が多いです。
そのため、残業時間もかなりのものになるため、休みがない、忙しすぎると感じる教員が多いです。
保護者の対応が大変
教員とやり取りをするのは生徒だけではありません。
生徒の保護者の対応も行うので、精神的疲労が多いです。
例えば、生徒のためを思ってついきつい言葉を言ってしまった場合、保護者がクレームを寄せてくる場合があります。
そのため、『こんなことを言ったら、クレームが来るかな』と生徒とコミュニケーションを図るのを躊躇ってしまうこともあり、大きなストレスになります。
また、モンスターペアレントと呼ばれている理不尽で我儘な保護者が増えている問題もあります。明らかに生徒や保護者側が悪くても、教員が悪いと主張してきたり、中には暴力を振るってくる保護者も。
モンスターペアレントなど理不尽な保護者の対応をしなくてもならないのも、教員を辞める理由の一つのになっています。
授業を思うように進めることができない
授業を思うように進めることができないのも、教員を辞めたくなる理由の一つです。
生徒に学ぶ喜びを教えたくて教員を目指していたのに、その日の生徒のテンションや、クラスの雰囲気によって授業が思うように進めることができなくなるケースも。
思うように行かないと、教員としての自信も失ってしまいますよね。
また、難しい単元を教えるときは、わかりやすく理解させなければいけないのでとても苦労するでしょう。イメージ通りに進まないと、授業に自信が持てなくなり、結果教員を辞めたくなる理由になってしまっています。
生徒からのいじめ問題
学校といじめ問題はきっても切り離せない問題の一つですが、生徒間ではなく、生徒が先生に対していじめを行う教育問題もあります。
漫画の世界だけでしょと思われた方もいるかもしれませんが、実際にSNS上で愛知県にあるとある高校で、『授業崩壊している動画』がアップロードされて話題になったこともあります。
また、
神奈川県の高校に勤務する20代の男性教諭は、
男性教師が女子生徒と2人で写っている写真に2人は付き合っているというコメントがつきSNS上に拡散されたというケースも。
女子生徒も悪ノリして、「私の彼氏です」とコメントしたことからさらなる炎上を招いた。
と内情を明かしています。
上記のように、先生に対する生徒からのいじめ問題も起きている事例があり、教員を辞めたいという理由の一つになっています。
教員同士の人間関係の問題
生徒だけではなく、教員同士の人間関係がしんどいといった理由から辞めたいと思っている教員も多いです。
例えば、生徒をどのように指導していくなどで会議を開くこともあり、意見が食い違うことで仲が悪くなったりするケースも。
学校は通常の会社に比べて閉鎖的で、一人でも仲が悪い人がいると、職場に居ず楽なります。
【理由別】教師・教員・先生を辞めたいと思った時の対処法は?
教師を辞めたいと思っても、はい!辞めます!とは中々難しいですよね。
今回は、教師を辞めたいと思った理由別の対処法を解説していきます。
長時間労働が続く場合
長時間労働が続く場合は以下の対処法があります。
休暇を取る
長時間労働が続き、疲れが取れないといった状況の場合は思い切って休暇を取ることも大切です。休みを取らないまま仕事を続けているとうつ病になったり、最悪の場合過労死してしまうことも。
コンディションが優れないなと感じたら、上司に素直に相談して休暇を取ることで、リフレッシュできて仕事を頑張ろうという気持ちが湧いてくる可能性もあります。
業務改善に取り組む
長時間労働が続く場合は、できるだけ無駄を省いて時間内に終わらせてみる努力をしてみると良いでしょう。
業務効率化を図ることで、残業せずに定時で帰ることもできます。
時には、仕事は仕事と割り切って、無駄な作業は辞め、定時で帰ることを意識すれば、長時間労働に苦しまずに済むかもしれません。
給与に不満がある場合
給与に不満がある場合の対処法は以下の通りです。
資格の取得やスキルアップをして昇給交渉
現在の給料に不満があるなら、資格の習得やスキルアップに励んで昇給交渉をするのが最も合理的でしょう。
会社が求める人材までレベルアップできれば、給料を高くしても良いと判断されるので、仕事を辞めたいという気持ちは無くなるはずです。
転職を検討してみる
そもそも上司や同僚の給料が同業他社に比べて低い・・・つまり全体として低いといったケースや、給料に不満があり昇給の見込みがない場合は、転職することも視野に入れましょう。
転職先は必ずしも前職より給料が上がる可能性はありませんが、高給になる可能性もあります。
一度転職を検討される場合は、転職エージェントに相談してみると良いでしょう。
人間関係に悩みがある場合
人間関係に悩みがある場合の対処法としては以下の通りです。
上司に相談する
まずは、どうしても合わないといった人がいる場合は、直属の上司に相談することは大事です。
ただし、合わない理由が自分に非がある場合は甘えです。自分から相手に歩み寄れるケースは無いのか
上司に相談するべきケースとしては、
- 相手からハラスメント行為を受けている
- 自分に非がない場合
上記のどちらかのケースでしょう。上記に当てはまる場合は、まずは上司に相談することをおすすめします。
自ら苦手な人に歩み寄る
あなたが苦手だと思っている場合、相手も同じように「苦手」と感じているケースも少なくはありません。
それであれば、あなたから会いに歩み寄ってみることで解決できるケースもあります。
お互い腹を割って話あってみることで、案外解決できるケースも少なくありません。
教師・教員・先生を辞めても大丈夫なのか?
教師を辞めても大丈夫なのでしょうか。結論から言えば、辞めたいなら辞めても全然良いです。
ただ、辞めるなら今後自分がどうしていきたいかをしっかり見つめ直す必要があります。
まずはしっかり自己分析をする
辞める前に、しっかり自己分析をするようにしましょう。辞めたい理由が明確で無いと、次の就職先でも同じような状況が起こった時にまた辞めたくなってしまうからです。
また、辞める場合に、自分の力で解決できることは無いかを探ってみて行動するようにしましょう。
例えば
- 給与が上がらないことによる不満
- 休み・残業が多いことによる不満
上記であれば、給与は上司に交渉してみるとか、スキルアップを図って昇給交渉してみるなどがあります。休みが少ない・残業が多いなら、業務効率化を図るとか、思い切って休暇を取ってリフレッシュしてみるとかなど、解決できる要素がたくさんあるはずです。
辞めたいと思っている理由が、自分の力で解決できるものなのかどうかを見極めることで退職を防ぐことができます。
自分に合わないと思ったら辞めるのもあり
どうしても、自分には向いていない・・・と感じるなら思い切って辞めるのもありです。
例えば今あなたが20歳なら、定年退職するまで後40年以上ありますよね。
一日8時間以上嫌な仕事に費やす人生を40年間も続けられますかという話です。
恐らく多くの人はうつ病になったり、何らかの病気を患うリスクも高くなります。
人生の内仕事に費やす割合は多いので、以下にストレスを抱えることなく続けられる仕事を選んだ方が良いです。
そのため、どうしても、自分には向いていない・・・と感じるなら思い切って辞めるのもありです。
実際に辞めても世の中何とかなります【筆者の体験談】
実際に辞めても背の仲何とかなります。
筆者も研修期間の3ヵ月で仕事を辞めて、今は何とかなっているのです。
今の職場が辛いのであれば思い切って辞めてしまっても、今の現状を改善したいという前向きな気持ちがあれば、実際世の中何とかなるものです。
教師・教員・先生に向いていない人の特徴
教師・教員・先生に向いていない人の特徴を解説します。
真面目すぎる人
真面目な人ではなく、真面目すぎる人は教師には向いていません。
もちろん真面目であることは教員にとって必要不可欠なんですが、真面目すぎることで起きりうる弊害もあります。
例えば
- 失敗したことを、自分の責任だと思って必要以上に自分を責める
- 真面目すぎる人は柔軟な考えが出来ないのでストレスを抱えることも
真面目すぎると、柔軟な考えができず、「自分のせいなんだ」と自身を追い込みがちです。
真面目なのはいいことですが、真面目すぎると長所ではなく短所になってしまうのです。
プライベートを充実させたい人
プライベートを充実させたい人も教師に向いていません。
教師の仕事は先述しましたが、一般的に長時間労働が多い仕事です。
生徒のために自分を犠牲にできる人ではないと、そもそも教師として成り立ちません。
また、教師は学校の外でも模範的な立場として認識されている以上、プライベートの振舞いにも気を付けなければなりません。
例えば、居酒屋でお酒を飲みすぎて周りや友人に迷惑を掛けてしまった場合は、普通の会社員なら注意程度で済むかもしれませんが、教師は模範的な立場として認識されている以上、かなり重い罰が下ることも。
このように、プライベートを充実させたい人やフライベートは仕事を忘れて思いっきり楽しみたい人は縛られている感覚があるので、向いていないかもしれません。
子供が好きではない
教員は子供の将来を考えて、導く存在です。そのため前提として、子供が好きではないといけません。
例えば、注意しても聞かない生徒がいたり、問題を起こしてばかりいる生徒もいます。
基本的に子供が好きであれば、どんな態度に対しても向き合うことができますが、子供が好きではないと、真摯に接することも出来なくなるでしょう。
子供の成長を求めるために、どんなに苦労することがあっても、取り組むことができるというわけです。
ネガティブ思考
これは、どんな仕事をしている人にも当てはまることですが、ネガティブ思考な人も向いていません。
仕事をしている以上、もちろん悩むことも多いです。例えば授業で上手く説明できなかったり、生徒たちの反応が良くなかったり、自分のアドバイスが的確なのか理解できなかったりさまざまです。
普段からネガティブな思考を持っている人は、悩みを抱えた時にずっと引きづりやすいです。
生徒達の自己肯定感を育むためにも、教師はネガティブ思考をポジティブ思考に変えて、自己肯定感を高める必要があります。
自己管理能力に欠ける
教員という仕事は非常に多忙なので、どのようにして効率良く授業を進めていくかを添接に判断する管理能力か必要です。
そのため、普段の生活がだらしないなど、自己管理能力に欠ける人は教師に向いていません。
当然ですが、生徒を指導する立場ですから、最低限、自己管理能力がある人でないと仕事をするのは厳しいでしょう。
教師・教員・先生を辞めた後の転職・就職先は?
教師・教員・先生を辞めた後の転職・就職先はどこが良いのでしょうか。
今回は職業別に、実際に退職した後の就職先を紹介します。
学習塾講師
子供に授業を教えるのは好きだけど、学校という組織で働くモチベーションを保てなくなった人には学習塾の講師がおすすめです。
学習塾の講師なら、それまでの教員としての経験を活かすことができますし、実力次第で収入を増やすことも可能なのでやりがいを感じる人は多いです。
家庭教師
家庭教師もそれまでの教員としての経験を活かすことができるのでおすすめです。
基本的に家庭教師はマンツーマンで教えていくため、より一人一人の生徒に重きを置いて、子供の成長を手伝っていきたいと考えている人に向いているでしょう。
講師以外の教育関係の仕事
講師以外でも教育関係の仕事はたくさんありますよね。直接講師として生徒に教えるという立ち位置からは、一一線を引きたいと考えている人に向いています。
教育関係の仕事としては以下の通り。
- ベネッセなどの教育関連企業の仕事(営業・事務・企画など)
- 学習塾・英会話教室・自動車学校や資格取得学校のスタッフなど
教育にまつわる仕事であれば。これまでの教員経験を活かすことができるため、転職でも有利になるでしょう。
営業職
講師を勤めていた方は、営業職もおすすめです。
何故なら、生徒と普段会話をしているので、コミュニケーション能力は高い方が多いから。
営業職なら、未経験から転職することも可能です。営業と言っても、どの会社もノルマや数字に追わされるというわけではありません。
インセンティブ報酬がある会社なら、コミュニケーションスキルを活かして、実力次第では、1000万以上を狙える場合もあります。
プログラマー・エンジニア職
プログラマー・エンジニア職も教師をしていた人におすすめの仕事です。
特に、生徒や保護者とのコミュニケーションて疲れたという方は、黙々と作業をする機会の多いエンジニアもありです。
教師経験で培ってきた、生徒を正しい方向に導く力やコミュニケーションスキルというのは、エンジニア職でも活かすことができます。
エンジニアはモノに命を吹き込む仕事です。あなたが普段使ってる自動車や家電、スマホもエンジニアの力無しでは動かすことができません。
生徒を指導するときに、どうやったらこの生徒は良くなるんだろう?など考えたりしますよね。
エンジニアでも、より良いものを作ろうと試行錯誤を重ねるので、経験を活かすことができます。
また、クライアントとやり取りをする機会も多いです。
生徒や保護者との間で培ってきたコミュニケーションスキルを活かして、クライアントの意向を正しく汲むことで、周りから重宝される存在にもなれるでしょう。
教師・教員・先生を辞めた後の転職先・就職先の探し方
教師・教員・先生を辞めた後の転職先・就職先の探し方は以下の通りです。
自己応募で企業を受ける
すでにやりたい仕事が見つかっている場合は、転職サイトなどを通して自己応募してみましょう。
転職サイトなら、求人数がトップクラスの『Doda』がおすすめです。
業界最大手のサイトで、20代~40代の求人が豊富で全国対応しているので地方の求人を探す時も困らないのが魅力です。
転職エージェントを利用して、求人紹介をしてもらう
もし今のあなたが、
- 自分がどんな仕事に向いているのかわからない・・・
- 転職をサポートしてくれる人と一緒に仕事を探したい
- 社会人として働いていて、転職活動の時間が取れない
上記に当てはまるのなら、転職エージェントを利用して、求人紹介をしてもらうことをおすすめします。
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転職エージェントに関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。
【見ないと後悔】転職エージェントが万人にはおすすめできない理由
手に職をつけたいなら、プログラミングスクールへ通うのもあり
もしあなたが、
- 手に職をつけて、将来安定したい・・・
- 場所や時間に捉われず、自由に働きたい・・・
上記のように考えているなら、プログラマー・エンジニアになることをおすすめします。
エンジニア職は、基本的にパソコン一つで仕事が完結できるので、カフェや自宅で仕事をすることも可能です。
さらには、フリーランスとして独立をすることも可能で、年収が1000万を超えることも珍しくはありません。
手に職をつけて、高給を稼ぎ、自由な働き方をしたいといった夢のある仕事ができるのが、エンジニアの強みです。
エンジニアになるには、プログラミングスクールに通うのが最短効率です。
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